アズールレーンコラボでクリーヴランド級の
「モントピリア」
が導入される。具体的には
クリーヴランドの装填時間を6.5→7.0sと低下させ、代わりに精度上昇・HPが僅かに良くなった特徴
があるモントピリアである。
記事の情報は2019年5月3日の情報です。
モントピリア 艦歴
モントピリアは
クリーヴランド級軽巡洋艦の3番艦
として1940年12月と太平洋戦争の一年前に起工、1942年2月に進水、1942年9月に就役したアメリカの軽巡洋艦である。モントピリアは第二次世界大戦中に13個の従軍星章を獲得している。
モントピリアは就役後はニューヘブリデス諸島へ派遣され、コロンバンガラ島・ポポラン島・バラレ島といった
オーストラリア北東部
を拠点としてアメリカ軍の上陸作戦・日本軍守備隊との交戦を行った。
モントピリアは1943年11月2日に行われたブーゲンビル沖海戦ではモントリピアは軽巡川内の撃沈支援に加え、日本軍機5機撃墜を報告している。
モントピリアは1944年はグリーン諸島・トラック島南・エミラウ島にて活動し、マリアナ沖海戦に参戦。サイパン・テニアン・グアムへ砲撃するなど日本軍と一戦交える。
モントピリアはその後8月に修理のためアメリカへ帰還。
そして1944年11月のレイテ沖海戦よりモントピリアは戦線に復帰。レイテ沖海戦では
一式戦「隼」の特攻
を受け、11人が負傷。モントピリアはその後も度重なる神風攻撃にさらされるが、4機撃墜を報告している。
モントピリアはレイテ沖海戦後は12月にミンドロ島侵攻支援、1945年1月のリンガエン湾上陸では特攻攻撃から上陸部隊を護衛し、2月はコレヒドール島のマリベレス湾、パラワン島での作戦支援、4月14日から23日まではミンダナオ島で上陸支援を行う等、フィリピンを中心に作戦に従事した。その後ボルネオ島に拠点を移し、上陸部隊の支援を行っていた。
モントピリアは7月から8月にかけて東シナ海の哨戒活動を行っていたが日本が降伏し終戦を迎えた。
終戦後は和歌山にてアメリカ人捕虜の回収を行い、原爆被害の視察に広島を訪れ、松山で駐屯軍の上陸支援等を行っている。
モントピリアは11月に瀬戸内海を離れ、アメリカの東海岸へ向かい、ハワイを経由してサンディエゴへ達する。その後パナマ運河を経て最終目的地のニューヨークへ帰投したのであった。
モントピリアは1945年に大西洋艦隊に合流したのち、1947年に予備役に。そのまま朝鮮戦争で復帰することもなく1959年に除籍・1960年にスクラップとして売却されたのであった。
モントピリア/クリーヴランド 比較
さて早速モントピリアを同Tier8のクリーヴランドを比較してみた。
表モントピリア/クリーヴランド比較表
名称 | 艦名 | Cleveland | Montpelier |
日本語表記 | クリーヴランド | モントピリア | |
生存性 | HP | 36900 | 37500 |
主砲 | 主砲口径mm | 152 | = |
門数 | 4×3 | ||
装填時間s | 6.5 | 7 | |
砲塔旋回速度 deg/sec | 10 | = | |
射程km | 15.62 | ||
最大散布界m | 140 | ||
σ値 | 2.0 | 2.15(1) | |
HEダメージ | 2200 | = | |
HE発火率 | 12% | ||
HE弾初速m/s | 812 | ||
APダメージ | 3200 | ||
AP弾初速m/s | 762 | ||
副砲口径mm | 127 | = | |
副砲門数 | 6×2 | ||
副砲射程km | 5 | ||
副砲装填時間s | 6 | ||
副砲ダメージ | 1800 | ||
副砲発火率 | 5% | ||
対空砲 | 対空砲/長距離 | 90.6/5.0 | = |
対空砲/中距離 | 131.4/3.5 | ||
対空砲/近距離 | 140.3/2.0 | ||
機動性 | 速度knot | 32.5 | = |
回転半径m | 660 | ||
転舵時間s | 7.2 | ||
隠蔽 | 隠蔽km | 11.88 | = |
対空隠蔽km | 7.16 |
モントピリア
スロットR:応急工作班
スロットT:対空防御砲火
スロットY:レーダー/着弾観測機
スロットU:水中聴音
モントピリア 生存性
モントピリアの生存性は37500とクリーヴランドの36900を僅かに上回る。
モントピリア 主砲
主砲はクリーヴランドより装填速度が7.0→6.5秒と若干低下している。その代わり、公式にも精度は高められているとされ(2)、σ値は2.0→2.15(1)であるとされる。
他のパラメータはクリーヴランドと全く同一である。
モントピリア 対空砲
秒間ダメージはクリーヴランドと全く同一である。
モントピリア 機動性
速度32.5kn、回転半径660m、転舵時間7.2sとクリーヴランドと全く同一である。
日巡よりはややもっさりしているが、巡洋艦としての立ち回りは十分にこなせるだろう。
モントピリア 隠蔽性
隠蔽11.88km、対空隠蔽7.16kmはクリーヴランドと全く同一である。
海上隠蔽自体はWOWSに実装されている巡洋艦の中でも7位と割と良い方である。
参照
(1)https://wikiwiki.jp/wobships/Montpelier
(2)https://worldofwarships.asia/ja/news/sales-and-events/premium-shop-may-2019/
(3)https://wiki.wargaming.net/en/Ship:Montpelier
この記事へのコメントはありません。