本日はTier6のツリー巡洋艦7隻の装甲を紹介をしよう.
同じ巡洋艦でも装甲に違いはあり,口径・表面装甲・防郭装甲の違いで攻めやすい・にくいがある.
Tier6帯は
1.戦艦・重巡に弱い ニュルンベルク
2.戦艦に弱い リアンダー
3.38.0cm以上の戦艦に弱いペンサコーラ
4.弱点の少ない ダラス
5.側面が弱い ブジョンヌイ
6.守備力の良い ラ・ガリソニエール
7.守備力に優れる 青葉
であった.
1.ニュルンベルク (ドイツ)
1.1戦艦に脆弱
ニュルンベルクの防郭甲板は20mm(×14.3=286)とマッチする全戦艦から強制貫通される.
射程は長く弾は当たりにくいが,当たると大ダメージを受けやすい.
1.2 バイタルパート大
ニュルンベルクのバイタル(緑)は図のように大きく,狙いやすい.
1.3 タートルバックは軽巡以下に有効
ニュルンベルクを相手にするとき,重巡洋艦以上なら防郭全体を狙えるが,軽巡洋艦は厳しい.
写真の傾斜装甲はいわゆるタートルバック装甲.
ここの装甲厚をタートルバック約60°として見積もると
タートルバック+装甲帯+バルジ = 25/cos30+50+19=約98mmと薄くはない.
タートルバック部は長く,軽巡砲ではバイタルパートまで届かないことも.(一応貫通はするが)
そのためここを狙う.
艦橋下・特に第一砲塔下はバイタルの装甲が69・50mmと薄く弱点.
2.リアンダー (イギリス)
2.1 戦艦からは狙い目
イギリス巡洋艦リアンダー.
面積は狭いが防郭甲板中央は(13+6~16+6mm)と薄く,全戦艦から強制貫通される.
確率は小さいながら,甲板からのバイタルヒットは可能.
2.2 重巡洋艦からは艦首・艦尾を貫通
リアンダーの艦首艦尾.装甲厚13mmで重巡砲以上で強制貫通される.
2.3 側面は良し
リアンダーのバイタル側面は100mmと普通だが,バイタルパートは小さい.
(煙突下にバイタルが飛び出ているように見えるが,ここはバイタルではない.)
英国巡洋艦は効果の大きい修理班を積めるのでバイタルヒットを狙っていきたいが,防郭が小さく狙撃は難しい.
3.ペンサコーラ (アメリカ)
3.1 口径38.0cm以上の戦艦に脆弱
アメリカ巡洋艦ペンサコーラ.
中央の装甲甲板は25mm(×14.3=357.5)で,口径38.0cm以上の戦艦にバイタルを強制貫通される.
面積も大きく被弾する可能性も高い.
3.2 駆逐艦との接近に注意
ペンサコーラのバイタルパートは大きく,装甲厚は76(中央)-102mm(前半分).
中央のバイタル装甲はやや薄く,駆逐艦との接近戦は注意.
3.3 船首・船尾は普通
ペンサコーラの船首・船尾は16mmで重巡以下は弾く.
4.ダラス (アメリカ)
4.1 戦艦には防御姿勢を取れば薄いなりにもつ
交戦距離の関係で生存性は低いダラス.横向けばバイタル・縦向けば通常貫通と,戦艦からはごっそりHPを持ってかれるだろう.
しかしダラスの防郭甲板は十分.上部32mm(×14.3=457.6)とマッチ帯全戦艦のバイタル貫通を阻止する.
「巡洋艦のHPは3目盛」といわれるが,ダラスは防御姿勢を取れば「4目盛」くらいになる.
4.2 重巡洋艦以下に強い
ダラスは意外にも巡洋艦以下に強い.上部構造以外は16mmなので,重巡洋艦以下のAPを跳弾する.
射角も30°と優秀で投射量も強く,巡洋艦同士の打ち合いなら勝つポテンシャルを秘めている.
4.3 バイタルパートは小さいが薄い
ダラスのバイタルパートは小さいが装甲厚が89mmとやや薄い.欠点とは言えないが接近戦では軽巡砲・駆逐砲に不利に働く.
5.ブジョンヌイ (ソ連)
5.1 弱点は横
ブジョンヌイの弱点は横.横が弱いのはどの巡洋艦も一緒だが,ブジョンヌイはバイタルパートが大きい.
5.2 203mmAPにやや弱み
ブジョンヌイの艦首装甲13mm(×14.3=185.9)も,203mm以上なら強制貫通する.近接戦なら選択肢に.
また,ブジョンヌイは甲板の表面装甲も13mmとやや薄く,重巡洋艦APにやや弱い.
5.3 戦艦には普通
ブジョンヌイの表面装甲は13mmと戦艦に貫通されるが,防郭甲板は40mmで甲板からのバイタルヒットはなし.
6.ラ・ガリソニエール (フランス)
6.1 AP耐性が強い ラ・ガリソニエール
フランス巡洋艦ラ・ガリソニエール.表面装甲は16mmと戦艦からは貫通.
しかし防郭甲板は38mmと十分.防御姿勢をとればバイタルは貫通しにくい.
ラ・ガリソニエールの艦首・側面・艦尾は16mmで,重巡以下なら跳弾が可能.重巡洋艦はAP・HEの使い分けが必要だろう.
6.3バイタル装甲帯もTier帯で優秀
ラ・ガリソニエールのバイタル装甲帯は105-125mmとTierトップ.
軽巡・駆逐との接近戦は苦手ではない.
7.青葉 (日本)
7.1 装甲は優秀
青葉の甲板装甲厚は驚きの48mm.マッチしないが大和砲も跳弾.
防郭甲板ではなく表面が厚いため,ダメージを0にできる点が強い.
甲板48mm部はHE耐性もやや高く.ドイツ重巡洋艦以外,IPHEの有無に関わらず無効化する.
青葉は側面も25mmと十分で,35.6cmまで無効化.しかし38.0cm以上からは貫通.
青葉の艦首艦尾は22.8cm以下を跳弾.
7.2 バイタルの大きさは普通だが薄い
青葉のバイタルパートのサイズは普通だが,装甲厚は76-89mmとTier帯では薄い.駆逐艦との近接戦は弱いほう.
姿勢が甘いとき,口径203mm以上であれば距離によらずバイタルヒットを狙える.
7.3 後回しにする
装甲については申し分ないが青葉は攻撃力が弱い.
撃っても効かないので後回しにするのも選択.
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